オールアースパウダー
商品紹介:珪藻土の導電性壁材「オールアースパウダー®」で調湿・電磁波・揮発性有機物質対策
オールアースパウダー®って何?
【珪藻土】+【導電性繊維】=オールアースパウダー®
いまの家で簡単にできる、空気を美しくする壁材です。
珪藻土に電磁波対策の導電性繊維を混入して完成させた「オールアースパウダー®」
リフォームや賃貸住宅の電磁波対策にぜひ導入していただきたい商品です!!


【オールアースパウダー® 開発の経緯】
住まいの電磁波対策については、既に建てられた住まいや賃貸住宅には、大掛かりな改装を必要とすることで、費用と既存のルールに阻まれて、なかなか導入が進みませんでした。たまたまリフォームを予定しているタイミングでオールアース®住宅(住まいの電磁波対策)を導入されるというケースはありますが、まだまだ総数は少ないのが現状です。
また、賃貸住宅においては「入居者による勝手な改装は厳禁」という制限があり、管理会社というハードルも重なって、難しい状況でした。そのため、簡易的な対策にて凌いでいただくというのが、現状の限界点でした。だったら、「大掛かりな改装をしなくても、導入可能な部材をつくろう」ということで約4年前から、本格的に導電性塗料の開発をスタートしました。
最初は、国内メーカーの江戸川合成さんに伺って、一般的に半導体工場の床に塗られる帯電防止用塗料などの商品をご紹介いただきましたが、一般の住宅には適合しないという判断で断念しました。 また、海外の塗料メーカー数社へ打診して、インドの2社とのやり取りを行って微かな可能性を感じて、約20万円の費用を払って試作を行ってみました。
・配合比率をかなり上げないと導通が出ないということと、VOC(揮発性有害物質)が抜けるまでの相当時間がかかるということで、コストと品質そのものに問題があり、これも断念。
一体、いつになったらできるのだろうかと試行錯誤をしていると、「やはり原点に戻って再考してみよう」と考えて、オールアースの新築の部材をいっしょに開発してきた日本蚕毛染色の平本取締役とミーティングを行いました。 まず、コンセプトを説明して、だったらということで、現在の導電性スパンボンドを水に浮くほどの細かい粒子にして、水と溶剤に拡販して石膏ボードにテストしてみると、濡れている時は、導通が出るが、やはり乾燥するとNG。
・配合比率を高めても、ダメだった。
静電気を取ることは簡単だけど、動電気である交流の電場を抑制するためのアースへ誘導できるようにするためには、点ではなく線で取ることに気が付いたのは、ずいぶん経ってからでした。
・何度もテストをして、粒子ではなく繊維という方法にシフトしてみるといい方向に結果が出始めた。
試作を何度も重ねて、出来上がっては、珪藻土のメーカーへ送ってサンプルを作ってもらい、配合比率も徐々に見えてきて、やっと製品になるかどうかが見えてきたタイミグで、千葉県の「ものつくり補助金制度」という新商品の開発にあたって国がサポートするという助成金制度に採用され、大きく進展しました。
量産試作では、100袋(約1000㎡相当)を2回行って、20か所へのモニター提案を行い、結果報告書を添えて、審査官に提出しました。 ようやく、今年の2月に手続きも完了して、3月から販売がスタートできることになりました。
導電性のメーカーと珪藻土のメーカーとの共同作業が大きな成果を生み出したことは、本当に大きな意味があると思っています。それは、いままでばらばらだった機能を一つに集約して、オールアースパウダーとして生まれました。 是非、多くの方々にご利用いただき、いままでの空気感とは全く違う感覚を味わっていただきたいと思っております。
オールアースパウダー®施工手順
1.クロスの確認
以下のようなクロスは剥がしてください
①厚手(発泡)のもの、紙クロス、布クロス
②コンクリートに直貼りされているもの
③汚れの付着が激しいもの
④天井面の古いクロス
⑤剥がれかかっている箇所が多いケース
⑥カビが下地のボードにまでおよんでいるケース
⑦可塑剤が多く配合されているクロスやアルカリに反応するビニールクロス。
※判別方法は別途お問合せください。
お問い合わせはこちらから
2-1.クロスの上に施工する際の下地処理
①ビニルクロス上のゴミ、汚れ、ヤニを綺麗に除去してください。
②クロスが剥がれていたり浮いている時はその部分を切り取り剥がしてください。
③クロスを剥がした部分に残っている裏紙は、霧吹きで水を与えスクレーパー等で綺麗に剥がしてください。
④経年の剥がれ防止の為、クロスの上から20~30cm間隔でタッカー留めてください。
特にクロスを剥がした周辺部、クロスの繋ぎ目などは剝がれやすいので、15cm以下の間隔でタッカーで留めてください。
⑤クロスを剥がした後に凹凸や傷がある時は、パテで下地を平滑にして、乾燥後に3の工程へと進んでください。
2-2.クロスをはがして施工する際の下地処理
①クロスを綺麗に剥がしてください
②裏紙が残っている場合は、ローラーやハケ、霧吹きでしみ込ませてスクレーパー等で綺麗に剥がしてください。
③クロスを剥がした後に凹凸や傷がある時は、パテで下地を平滑にして、乾燥後に次の工程へと進んでください。
※裏紙が残っているとその部分が膨れることがあります。
3.シーラー処理
①シーラーをローラーやハケでムラ無く塗り付け、完全乾燥させてください。
②乾燥後、2回目の塗布を行い、完全乾燥させてください。
※推奨シーラー
㈱ハネダ化学 ハイポリックシーラー(F☆☆☆☆)
※導電性スパンボンドシールの上にはシーラーを塗布しないでください。
4.アース処理
①オールアースパウダー専用のアース棒を打設します。
接地抵抗目安は50Ω以下。※マンション等、アース棒の打設が困難
な場合は、コンセントのアースで代用。
②アースの接続は縁が切れてしまう壁面、天井毎に行います。
最初の接続点(起点)から次点へと順に回していき、最終的に起点へと戻しアース線がループするようにします。
※起点となるボックスは空のボックスを新設し専用とし、次点以降は既存ボックスを併用します。
![]() | ③アース線を回したコンセントボックスの腹から施工壁面にかけて ※導電性スパンボンドシールの上にはシーラーを塗布しないでください。 |
5.オールアースパウダーの施工
5-1.準備するもの
![]() | ①バケツ(20リットル以上の物)1個 ※1袋10kg=10リットル |
5-2.練り方
①バケツに基準水量の水を入れます。
②仕上材を1袋の7割程度加え2分程混ぜ合わせます(材料の吸水量激しい為に硬く感じる場合もありますが、加水せずそのまま練ってください。1~2分で柔らかくなります)。
その後、残りの材料を全量加え、撹拌機で5分以上よく混練し、均一なペースト状にしてください。
③練り置きはしなくて結構です。すぐに塗り始めてください。
④施工中に材料が締まってきたら、加水しないで撹拌機で練り直してください。
※水量の調整は±0.5㍑で行い、最初に決定した水量を施工途中で変更しないでください。
水量の変更は色ムラや質感の違いの原因になります。
※混練した材料は当日中に使用してください。止むを得ず翌日の使用になる場合は密閉して保管してください(仕様前には必ず練り直してください)。
必ず冷暗所に保管してください。
気温の高い時期は水練りしたまま長時間放置すると変質することがあります。
夏季は水練りした材料を当日中に使い切るようにしてください。
5-3.乾燥
・湿気がこもらない様、十分に換気をとり(窓を開ける、換気扇、エアコン、扇風機の運転)速やかに仕上げ材を乾燥させてください。
・施工後、乾燥が遅くなりますとカビが発生する恐れがあります。
・万が一カビが発生した場合は以下の手順に従って処理してください。
①ドライヤーなどでカビの発生した部分を乾燥させてください。
②ハケなどでカビを払い落としながら掃除機で吸い取ってください。
③消毒用エタノールを霧吹きでたっぷり吹きかけてください。
④完全乾燥させてください。
・凍結の恐れがある場合は室内を5℃以下にならないよう管理してください。
5-4. 施工事例
| 地中のアース棒と配線カバー:
|
| 室内に最初に引き込んだ線のボックスは |
オールアースパウダーを施工した壁
| |
施工前の数値:230V/m | 施工後の数値:15V/m |
投稿者プロフィール

- 福岡市工務店 清武建設代表取締役社長
-
福岡注文住宅・工務店&一級建築士事務所(株)清武建設
弊社では営業を挟まずに、「建築士が直接お客様と対話」をさせていただきます。
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